黒にんにくの効果効能をわかりやすく解説|作り方・食べ方講座

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黒にんにくってすごく特別なものだと思っていませんか?生にんにくと比べると栄養価が格段に高いのでたしかに特別なものかもしれません。でも、自分で黒にんにくは作ることができるんです。黒にんにくは生のにんにくをただ熟成させただけですから、熟成のやり方さえわかれば、自宅でも黒にんにくを作ることが可能です。熟成に使えるのが実は「炊飯器」なのです。ここでは炊飯器を使ってできる黒にんにくの作り方をご紹介したいと思います。作り方自体はとても簡単なのですが、時間がかかることだけは覚悟しておいてください。



ステップ1:準備

まず、黒にんにくを作るには「保温機能」がついた3合炊き以上の炊飯器が必要になります。ほとんどの炊飯器は3合以上ですので、保温機能があるかどうかをチェックしたほうがいいです。大きいほうが一度にたくさん作れますので、理想は5.5合の炊飯器です。最新の機種だと5.5合のものが多いですね。そして、生のにんにくを釜に入るだけだけ用意します。皮を剥いたりする必要はありませんので、そのまま生のにんにくを入れてください。一段目はにんにくのお尻を下にして並べ、二段目はにんにくのお尻を上にして向かい合わせにするように敷き詰めていきます。これで準備完了です。




ステップ2:保温開始

準備ができたら、保温をしていきます。数時間でできるイメージを持っているかもしれませんが、ご飯を炊くのとは違いまして熟成させる必要がありますのですごく時間はかかってしまいます。保温を開始して、まずはそのまま3日保温し続ける必要があります。保温している間、にんにくの香りがすごく出ますので、換気をしっかりと行うようにしてください。この段階でニオイが放出されることで黒にんにくになったときにニオイが消えるのです。この間、ご飯を炊くことは当然できませんので、黒にんにくを作る前は多めにご飯を炊いておき、冷凍庫などで保管しておくことをおすすめします。




ステップ3:乾燥させる

3日の保温が終わったら次は乾燥させます。保温し終えたにんにくを網に入れて、外に吊り下げて干してあげましょう。このとき、ステップ1で敷き詰めた一段目のにんにくと二段目のにんにくを別々の網に入れて干してください。1〜2日程度を目安に乾燥させます。干すときは当然晴れているほうがいいので天気も考慮しておきたいところです。また、保温したにんにくはとても熱くなっていますので、軍手やトングを使うなどして火傷しないように充分に注意してください。乾燥後にまた保温をしなければならないので釜はキレイに洗っておきましょう。




ステップ4:再度、保温する
1〜2日の乾燥後(熟成後)、再度保温をしていきますが、次は二段目のにんにくのお尻を下にして一段目に敷き詰め、その上に一段目のにんにくのお尻を上にして二段目として敷き詰めていきましょう。このようにすることでにんにく全体をまんべんなく熟成させることができます。



ステップ5:保温と乾燥を繰り返して完成

まだ終わりません。これがようやく最後のステップとなります。ステップ4の保温が終わったらまた1日乾燥させます。あとは保温1日→乾燥1日の流れを3週間程度繰り返してやっと黒にんにくが完成します。ステップ4でも説明していますが、乾燥から保温にうつるときは一段目と二段目のにんにくの位置を毎回変えるようにしてください。いちいち敷き詰めるのは面倒かもしれませんが、上質な黒にんにくを作るために必要なことです。




補足:にんにくは夏に買うべし


生にんにくはいつでも買えますが、国産のにんにくは旬が6〜8月の夏だと言われていますので、美味しい上質な黒にんにくを作るには夏の国産にんにくを使ったほうがいいです。もちろん、季節によっては無理な話でもありますので、旬ものを使うかどうかについてはあくまで参考程度に。






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